歯科金属のアレルギーについて

パッチテスト

 歯科金属に対するアレルギーはおもにパッチテストで調べます。

小さな絆創膏に金属を含んだ薬液をしみこませ、数日間貼付します。入浴が制限されるため、夏に試験を行うのはつらいです。

医療機関によっては、口腔内についている金属を少し削って試験を行うこともできます。皮膚科、アレルギー外来、大学病院の歯科などで試験が行えます。

 

 金属アレルギーがあると判定された場合、口腔内から金属を撤去してセラミック(陶材)にする必要があります。メタルフリー治療とも言います。

 セラミックはアレルギーを起こしにくく、歯と同じ色で治療できるため審美的にも大変優れています。

 

 現在の日本の健康保険では、大きな虫番の治療に使用できる材料は金属と決まっています。そのため、金属以外の材料で治療するとなると全額自己負担になります。料金は各医院によって異なるため、問い合わせてみて下さい。