口内炎の原因③アレルギー

特定の食物や、薬品、金属などに対するアレルギー反応で、口内炎ができることがあります。

広い範囲に多発した口内炎が出来たり、ただれたようになったりすることがあります。口内炎ができなくても、くちのなかがかゆくなったり、のどのあたりがはれぼったくなった感覚がある場合もあります。

 

・食物

果物・野菜などの特定の食物を食べた時に、15分~30分程で口唇や舌、のどの奥がかゆくなったり腫れたりします。この時口内炎を作ることがあります。

花粉症と同様でアレルギー物質が粘膜に触れることで起こる反応で「口腔アレルギー症候群」と言います。

ラテックスフルーツと言われる、キウイ・モモ・メロン・サクランボ・マンゴー・グレープフルーツなどでのアレルギーが報告されています。

じんましんが出たり、花粉様の症状や、吐き気、腹痛や下痢、気管支喘息の発作を起こしたり、最悪の場合はアナフィラキシーを起こし救急車で病院に駆け込む場合もあります。

・金属

金属アレルギーとしてよくあるのが、アクセサリーによる接触性皮膚炎です。この場合口の中に症状が出ることはあまりありません。歯の治療で使われている金属が原因でアレルギーを起こすと口内炎を作ることがあります。

金属アレルギーの症状で、「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」と言って、手のひらや足の裏に膿をもった皮疹ができる場合もあります。