特に歯と歯肉の境目に注意して磨いていきましょう。
歯肉が下がってしまった人は、歯と歯の間にも汚れが多く残ります。
正しい歯磨きの手順で磨くときに、ブラシを歯と歯肉の境目45°に当てます。
奥歯などでブラシを当てにくい場合には、ワンタフトブラシでなぞるようにみがきましょう。
歯周ポケットの深い人は毛先の細い歯ブラシを使いましょう。
ただし、使いこなすにはコツがいります。「めんどくさ~い」と思う人には普通のブラシの方が効率がいいかもしれません。
歯肉の腫れている人はやわらかい歯ブラシで歯茎をマッサージするように使いましょう。
歯周病が進行し、歯肉が下がってくると歯と歯の間に汚れが多くたまります。
歯ブラシだけでは汚れはとれないので、歯間ブラシを使用しましょう。
色々なサイズがあるので、無理なく入るサイズのものを選びましょう。
詳しくは 歯間ブラシについてへ
お久しぶりになってしまいました…。
今後もハミガキネットをよろしくお願いします!!
最近、歯磨きシートなるものがはやっているそうです。
歯磨きの代わりにはなりませんが、外出先で歯磨きができない場合などには便利かもしれません。
フロスもすればもっといいと思います。
キシリトールガムを噛むのとどちらが効果があるかは分かりませんが…
マウスウォッシュでうがいをするよりは汚れを落とす効果があると思います。
8020運動って具体的にどういうことがみなさん御存じですか?
ちなみに、「はちまるにいまる」運動と読みます。
「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。
自分の歯が20本以上あれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。
では、歯の喪失の原因は何でしょうか?
第一位 歯周病 42%
第二位 虫歯 32%
第三位 破折 11%
歯周病と虫歯が歯の喪失原因の7割以上を占め、第三位の破折も外傷などの衝撃によるものより虫歯の治療が原因の事が多いと考えられています。
一番喪失しやすい下顎の第一大臼歯は、45~54歳で4分の1が失われてるそうです。ちなみに、第一大臼歯が一本喪失しただけで咀嚼効率は6割まで低下すると言われます。
親知らずですが、「何かあったら抜きましょう」
という言葉にとびついてそのままにしていませんか?
親知らずは、抜かなくていい場合を除いて早めに抜いたほうが良いです。
その理由として
①虫歯や歯周病が悪化すると炎症を起こしている状態になるため、麻酔が効き難くなります。
②生えたすぐは顎の骨としっかりくっついていないため比較的抜きやすいです。
③30代になると顎の骨が硬くなり、抜き難くなります。また、骨の回復にも時間がかかるようになります。
④体調が悪い時に症状が出ることが多いため、体調が良い時に抜歯しておいた方がいいです。女性の場合、妊娠中に親知らずのトラブルが起こることがあり、早めに抜いておいた方が無難です。
⑤手前の歯に影響があってからでは遅いです!
根っこを吸収したり、歯並びが悪くなってから抜いても自然に元には戻りません
歯周病も虫歯と同じく、細菌の感染によっておこります。
(虫歯の原因はおもにミュータンス菌やラクトバシラス菌など分かっていますが、歯周病の原因となる菌は多数報告されています。)
プラークという歯の表面に頑固に固着した細菌の塊が原因です。プラークが石灰化され硬くなると歯石になります。
歯周病の原因となる細菌は酸素のない所が好きなので、歯と歯肉の間の溝(ポケット)のような所で増殖します。
プラークが歯石になると、プラークがもっと溜まりやすくなるのと、酸素のない場所を増やすことになるため歯周病菌が増殖しやすくなります。
歯周病菌が出す毒素が歯肉に炎症を起こすと歯茎が赤くなったり出血したりします(歯肉炎)。次第に繊維や骨を溶かして歯周病になり、歯が揺れたり膿をためることもあります。
歯周病が進行すると、歯を支える骨がほとんどなくなってしまい、歯がぬけてしまいます。
人が歯を失う原因第1位は「歯周病」です。20歳以上の約8割の人が歯周病とも言われています。
歯周病の恐いところは、初期には痛みや腫れの症状がほとんどなく、歯周病がどんどん進行してしまい、症状が出てくるのは症状がかなり悪化してからという所です。
歯を支えている骨(歯槽骨)が溶け、膿が出たり歯がグラグラしたりしてやっと歯周病の存在に気付いた時には、もう歯はもたない・・・歯を失うことになってしまうのです。
歯周病は正しくプラークコントロールができれば予防できる病気です。歯周病にしないように、「歯周病予防」を心がけましょう。
特に中年期歯周病が進行しやすいので、定期的な歯科受診も心がけましょう。