歯磨きを嫌がる理由として二つ挙げられます。
① 仕上げ歯磨きが痛い
② いやいや期、なんでも自分でやりたがる時期である
① 仕上げ磨きが痛い
本来歯磨きをしてもらうことはとても気持ちの良いものです。
力が強すぎたり、歯以外の粘膜にブラシが当たっていると痛みがあるため嫌がります。
特に上唇小帯という、上唇と歯茎を結んでいるヒダは敏感でブラシが当たると痛みがあります。仕上げ磨きの時は反対の人差し指でヒダを覆い、ブラシが当たらないように工夫してあげて下さい。
歯肉炎で歯茎から出血する場合には、やわらかめの歯ブラシを使用しましょう。
② いやいや期、なんでも自分でやりたがる時期である
この時期仕上げ磨きはなかなか大変です。
一日最低一回夕食後は必ず磨くようにしましょう。
・機嫌のいい時間帯を選ぶ
夜寝る前にぐずぐずしてしまう場合には、お風呂の中でしてもかまいません。
・興味をひく工夫を
歯ブラシの絵本を読んだり、お母さんも一緒に磨いてみたり、お人形さんに磨いてみたり色々工夫してみましょう。
・自分でもやらせてみる
自分で磨きたがる場合には、お気に入りの自分用歯ブラシで磨いたあと、その歯ブラシは握らせたままで、仕上げ磨きしてあげましょう。
「今日はどの歯ブラシにする?」と選ばせるのもいいです。
なによりも、お母さんが歯ブラシをストレスに感じないように。
「いやいや期だな~成長したな」と考えてみるのも必要です。
2歳くらいから自分で磨きたがると思います。目の届く範囲で歯ブラシをくわえて走らないように注意して自分磨きをしてもらいましょう。
でも、汚れを落とせているわけではありません。仕上げ磨きをしてあげて下さい。